アガット(agete)は、1990年6月9日に東京・青山の骨董通りで最初の店舗を開いた、日本のジュエリーブランドです。色や表情の異なる天然石、クラシカルな装飾、細いゴールドの線、気分に合わせて組み替えられるチャーム。一点で完成させるだけでなく、手持ちのジュエリーと組み合わせながら、自分らしい装いを育てられるところに魅力があります。[1][2]
中古のアガットを探していると、同じブランドでもK10、K18、シルバーなどの素材があり、天然石の色もさまざまです。「ageteの刻印があれば本物なのか」「クラシックとは別ブランドなのか」「昔のリングはサイズ直しできるのか」と疑問を感じることもあるでしょう。この記事では、歴史とデザインの背景から、刻印・素材・石・修理までをつなげて解説します。
まず押さえたいのは、ブランド名、素材表示、石の種類を別々に読むことです。ageteの文字はブランドを調べる手掛かりであり、K10やK18は金の品位を示す情報です。また、天然石に個体差があることと、傷や破損があることも同じではありません。デザインの楽しさと、品物を正確に理解する視点の両方を持つと、選ぶ楽しさが深まります。
- アガットは1990年、青山・骨董通りで始まった日本のジュエリーブランド。
- 天然石の個性、クラシカルな装飾、チャームや重ね着けが魅力。
- ageteの刻印と、K10・K18などの素材表示は別々に確認。刻印だけでは真贋を断定できません。
- 中古品は石の状態、サイズ、部品の構成、証明書、修理条件まで確認しましょう。
公平な買取価格の提示を常に心がけ、業界全体の信頼性の維持・向上を使命としている。ブランドジュエリー/アンティークジュエリーの統括とともに、デザイナージュエリーの鑑定・買付にも精通。
1.アガットとはどんなブランド?石・装飾・重ね着けがつくる世界観
天然石を、装飾の一部ではなくデザインの中心に
アガットを見るときは、宝石の種類だけでなく、その石にどのような枠やチェーンを合わせているかにも注目してみてください。透明感のある石なら光を通す見え方を、深い色の石なら地金の縁取りとのコントラストを楽しめます。同じ「色石のリング」でも、石の輪郭と金属の仕上げが変われば、印象は大きく変わります。
アガットの公式ブランドストーリーでも、石の個性をデザインに取り入れる考え方が紹介されています。[1] ただし、「天然石」という言葉だけで、無処理や特定の産地まで保証されるわけではありません。色、透明感、模様、カットといった見た目を楽しみながら、必要な品質情報は個々の商品説明で確認するのがよい選び方です。
アンティーク調の見た目と、本物のアンティークは区別する
細かな粒の装飾、植物を思わせる線、古い工芸品のような陰影は、ジュエリーに落ち着いた表情を添えます。アガットにも、こうしたクラシカルな印象を楽しめる品物があります。しかし、アンティーク風のデザインと、実際に古い時代に作られたアンティークジュエリーは別のものです。
中古の商品説明にある「アンティーク調」「ヴィンテージ感」は、見た目を説明している可能性があります。年代を知りたい場合は、購入時の資料や確認できる販売履歴を見ましょう。古そうに見えるから初期の製品、繊細だから古い加工と決めつけず、デザインと制作年代を分けて考えることが大切です。
一本ずつ買い足して、装いを変えていける
ジュエリーを一度に揃えなくても、最初に選んだリングやピアスを軸に、少しずつ組み合わせを増やせます。色石のリングに細い地金のリングを添える、短いネックレスに長めのチャームを合わせるなど、同じ品物を違う表情で楽しめます。
何点も着けること自体を目的にする必要はありません。石を主役にしたい日は一点だけ、服装がシンプルな日は少し重ねる、と使い分ける方が自然です。中古市場を利用すれば、今のコレクションとは違う時期のデザインも比べられ、手持ちの一点に合うものを探せます。
一つずつ違う個性
実物の写真で比較
クラシカルな陰影
側面のつくりも見る
ピアスとチャーム
寸法と接触を確認
2.アガットの歴史:1990年の青山から、復刻と周年コレクションへ
1990年、骨董通りで始まった幅広いジュエリーの提案
アガットの出発点は、1990年6月の青山・骨董通りです。サザビーリーグの公式沿革には、シルバーやゴールド、さまざまな宝石を使った品物に加え、デザイナーアクセサリーやヨーロッパのアンティークジュエリーなども扱う店舗として記録されています。[2]
この始まりを知ると、アガットが一種類の宝石や一つのデザインだけでは説明しにくい理由が見えてきます。細いダイヤモンドのネックレスにも、大きめのカラーストーンにも、同じ売り場で出会える。素材や年代の異なるものを、服装との相性で選ぶという視点が、ブランドを理解する手掛かりになります。
石との関わりが深まり、チャームの楽しみ方へ
公式の歴史紹介では、1990年代半ばにラブラドライトなど個性ある素材へ関心を広げ、2000年代初めにはモチーフやチャームが重要な存在になった流れが示されています。その後、クラシカルな素材の表現や、K18・ダイヤモンドを用いたデザインへと幅が広がりました。[1]
ここで大切なのは、時代の傾向を個々の商品が作られた年と結びつけすぎないことです。ラブラドライトを使っているから1990年代、K18だから2010年代という判定はできません。ブランド史はデザインの背景を知るための情報であり、中古品の年代を自動的に割り出す一覧ではありません。
| 年・時期 | 確認できる主な出来事 | 中古品を見るときの意味 |
|---|---|---|
| 1990年6月9日 | 青山・骨董通りに最初の店舗がオープン | ブランドの始まり。会社設立年とは区別 |
| 1990年代半ば | 個性ある天然素材やラブラドライトなどを展開 | 石の表情を楽しむ背景を知る |
| 2000年代初め | モチーフ・チャームの表現が広がる | 組み合わせや重ね着けを楽しむ考え方 |
| 2000年代半ば | カメオや琥珀などクラシカルな素材の表現も展開 | 外観だけで制作年代を決めない |
| 2010年代初め | K18やダイヤモンドを用いた表現が広がる | 色石だけのブランドではない |
| 2021年 | 過去のリングの復刻発売を発表 | デザインの初出と復刻年を分ける |
| 2022年 | 32周年のコレクションを発表 | 復刻チャームやシェルを使った表現 |
| 2025年 | ブランド35周年のコレクションを発表 | 歴史を新しい品物へ展開する節目 |
2021年の復刻が示す、長く楽しむという視点
2021年6月、サザビーリーグは過去に展開していたリングの復刻を発表しました。スタッフが選んだ商品を再び届ける企画で、愛用してきたリングにまつわる話も紹介されています。[3] 新作を次々に出すだけでなく、過去のデザインに再び目を向ける取り組みです。
復刻があるブランドでは、似たデザインの写真が複数の年代に見つかることがあります。その場合も、最初の発売年をその中古品の製造年として扱うことはできません。初期品か復刻品かを知りたいなら、販売証明書、品番、石やサイズの仕様など、個体に結びつく情報を合わせて確認します。
2022年の32周年、2025年の35周年
2022年の32周年企画では、復刻のネックレスチャームや、シェルをイメージした時計などが紹介されました。[4] 2025年の35周年企画では、クラウンを題材にしたジュエリーや、ブランドのアイコンであるシェルを取り入れた表現が発表されています。[5]
周年の品物は、ブランドが大切にしてきたモチーフを知る入り口になります。ただし、クラウンやシェルを使うアガットがすべて周年限定品というわけではありません。モチーフが同じでも別の時期の品物はあり得るため、限定品と説明するには対象商品の資料が必要です。
ブランド誕生年と、運営会社の設立年を混同しない
現在アガットを運営する株式会社エーアンドエスの会社概要には、設立が2025年4月と記載されています。[6] 一方、ブランドの誕生は1990年です。会社の設立や事業体制の変化を見て、「アガットは2025年に始まった」と読み替えてはいけません。
古い販売資料の会社名と、現在の公式サイトの運営会社名が違う場合も、まず資料が作られた時期を確認しましょう。会社名の違いだけで付属品を偽物と決めることも、古い社名があるから初期の製品と断定することも避けたいところです。
3.agete CLASSICなどの名称と、シェルモチーフの考え方
アガット クラシックは、商品情報と合わせて読む
中古市場や過去の商品紹介では、agete CLASSIC(アガット クラシック)という名称に出会います。三越伊勢丹の販売ページでも、この名称でローズカットダイヤモンドを用いたK18リングが紹介されています。[7] 一つのブランドの中に、異なるテーマや提案の名前があることを押さえておきましょう。
ただし、K18だからすべてクラシック、アンティーク調だから必ずクラシックとは判断できません。素材とライン名は別の情報です。正式な商品名にその表記があるのか、販売店が見た目の説明として「クラシック」と書いているのかを確認すると、混乱を防げます。
FIRSTなどの過去の表記は、現在の分類と切り分ける
中古品の紹介には、agete FIRST(アガット ファースト)などの名称も見られます。[18] 古いライン名や売り場の呼び方は、現在の公式サイトのカテゴリーと一致するとは限りません。本記事では、開始年や終了年を裏付ける資料が十分でない名称について、細かな年表は作っていません。
ライン名だけで対象年齢や価値を決めず、素材、デザイン、状態を見て判断しましょう。昔の名前を知っておくと商品探しに役立ちますが、すべての品物を無理に過去の分類へ振り分ける必要はありません。
シェルのモチーフと、真贋の確認は別の問題
シェルは、公式の周年企画でも紹介されているアガットのモチーフです。[4][5] ただし、貝のような形が見えるという一点だけで、アガットの製品とは判断できません。ジュエリー本体の意匠、包装やロゴ、金属表面の刻印は、それぞれ別の情報です。
反対に、シェルのマークが見当たらないからアガットではない、と一律に決めることもできません。ブランドが使うモチーフの知識と、個体の確認作業は分けて考えましょう。
商品資料と照合
K18だけでは断定不可
デザインを読む情報
真贋・限定性とは別
地金の品位を読む
ブランド名とは別
4.agete刻印の読み方:ブランド・素材・石目を分けて確認
「ageteの文字があれば本物」と決めない
アガットの刻印を調べるときは、ブランド名の文字だけでなく、刻印の位置と商品全体のつくりを確認します。公式は2025年1月、ブランド刻印を使用した類似品の流通について注意を呼びかけています。また、正規取扱店以外で購入した品物の真贋判定は行っていないと案内しています。[8]
つまり、刻印があること自体を保証の代わりにはできないということです。文字の太さ、間隔、深さは、写真の角度や摩耗の影響も受けます。ネット上の一枚の写真と似ている、少し違うというだけで結論を出さず、モデルの仕様、素材、加工、販売元の説明を合わせて確認してください。
K10・K18・925はブランド名ではない
K10とK18は、金の含有率を24分率で表した品位です。K10は約41.7%、K18は75%に当たります。925は銀の品位を表す表記で、銀の含有率92.5%を意味します。どれもアガットだけが使う表示ではありません。[9]
ageteの文字とK10が確認できれば、ブランドの情報と地金の情報を別々に読めます。一方、K10しか確認できない場合、そこからブランド名を確定することはできません。数字が並んでいるときも、素材の品位なのか、石の重量なのか、別の管理表示なのかを文脈で判断します。
| 表示・情報 | 読み取れる内容 | それだけでは分からないこと |
|---|---|---|
| ageteなどのブランド名 | ブランドを照合する手掛かり | 真贋の確定、製造年、石の種類 |
| K10・K18など | 金の品位 | ブランド名、無傷であること |
| 925など | 銀の品位 | 表面加工の有無、製品全体の素材構成 |
| 石目の数字 | 石の重量表示の可能性 | 品位や品番とは要区別 |
| 販売証明書・品番 | 商品と購入情報を照合する資料 | 書類だけで本体の真正性を証明すること |
留め具・トップ・ポストは一つずつ見る
ネックレスなら留め具付近とトップ、リングなら内側、ピアスなら本体やポストが主な確認箇所です。ただし、すべての商品が同じ位置・同じ形式で表示されているとは限りません。取り外せるチャームがある商品は、本体とチャームを分けて確認します。
セルビーの淡水パールのフープピアスの掲載例では、チャームに金性刻印がないことと、当社で素材を確認していることを区別して記載しています。[14] これは特定の商品についての説明で、刻印のないチャーム全般の素材を保証するものではありません。商品ページでは「何の刻印が、どの部位にないのか」まで読むことが大切です。
刻印が薄いときは、磨く前に拡大写真を
細かな文字は、照明の反射やピントのずれで見えなくなることがあります。正面だけでなく斜めからの写真を確認し、必要なら販売店に追加の説明を求めましょう。強く磨いたり尖った道具でこすったりすると、刻印や表面の仕上げを傷めるおそれがあります。
本記事の作成時点では、刻印の形と年代を対応させる公式の一覧は確認できていません。そのため、「この字体だから何年製」といった断定はしていません。デザインの発売年、購入年、製造年はそれぞれ別の情報です。
本体と部品を分ける
拡大写真で確認
加工や部品の構成
説明との整合性
確認方法・相談先
刻印だけに頼らない
5.K10・K18・シルバーの違いと、地金の見方
アガットはK10だけのブランドではない
アガットにはK10だけでなく、K18、シルバー、異なる金属を組み合わせた品物などがあります。公式の商品展開にはK5を用いる例も見られます。[17] 「アガットだからK10」と思い込むと、目の前の品物を正確に理解できません。
素材を比べるときは、金の含有率だけでなく、色、表面の仕上げ、厚み、重さも合わせて見ます。同じK10でも形状や構造が違えば、着け心地や変形のしやすさは変わります。純度が低いから必ず丈夫、高いから必ず扱いにくい、と単純に評価しないようにしましょう。
金色でもゴールドとは限らず、銀色でもシルバーとは限らない
外観の色は素材を調べるきっかけにはなりますが、素材の証明にはなりません。ゴールドカラーの表面加工をした製品もあれば、異なる金属を組み合わせたデザインもあります。素材欄に複数の名称がある場合は、どの部分がどの素材なのかを確認してください。
公式のジュエリーガイドも、金属素材ごとに取り扱いを分けて案内しています。[9] 中古品は、表面の色の変化、摩耗、再仕上げの有無によって見え方が変わることがあります。刻印、商品説明、販売店の確認内容を組み合わせ、色だけで価値を判断しないのが基本です。
装飾の陰影と、変色・汚れを区別する
クラシカルなジュエリーには、光沢を抑えた仕上げや陰影を生かした表現があります。凹んだ部分が暗いから汚れ、全体が光らないから状態が悪い、と判断するのは適切ではありません。一方で、黒ずみをすべて元の意匠として受け入れるのも早計です。
新品時の仕様や販売店の説明を確認し、意図された仕上げと使用による変化を分けて見ましょう。研磨すれば明るくなる場合でも、細かな装飾や元の質感が弱くなるおそれがあります。手入れの目的は鏡面にすることではなく、その品物に合う状態を保つことです。
含有率は素材の情報です。色・丈夫さ・ブランドの真贋は別に確認します。
6.天然石の魅力:色・内包物・重ねた素材を読み解く
同じ石名でも、同じ表情にはならない
アガットのカラーストーンを選ぶ楽しさは、石の名前を覚えるだけでは終わりません。同じ石でも、色の濃淡、透明感、模様、大きさ、カットが異なり、金属の色や枠の形でも印象が変わります。「前に見たものと色が違う」ことが、すぐに問題を意味するわけではありません。
ただし、個体差という言葉で、表面の傷、欠け、接着部分の不具合まで説明することはできません。石の内部に見える特徴と、外側の損傷は分けて確認します。中古品の写真を見るときも、正面の色だけでなく、表面や輪郭に光が当たった画像があると状態を判断しやすくなります。
在庫商品の写真と素材説明を照らし合わせる
今回掲載したセルビーの商品には、クォーツとコンクシェルを張り合わせたネックレスとピアスがあります。淡いピンクの表情だけで一つの石と判断せず、商品説明に書かれた素材と構造を確認しましょう。パールやルビーを使う品物も、色や形の魅力と、傷・摩耗などの状態を分けて見ます。石の魅力を伝えることと、状態を正直に伝えることは両立できます。[21]
「天然だから傷があって当然」「個性的だから品質の確認は不要」と考えないことが大切です。どの特徴を美しいと感じるかは好みですが、どこに使用感があるかは購入判断の材料です。説明が明確なら、写真の一点を納得して選べます。
クォーツとシェルを重ねたデザインもある
アガットには、クォーツとシェルを重ねたデザインの販売例があります。三越伊勢丹のK10クォーツ/シェルチャームでは、その構造が商品説明に記載されています。[10] 透明な素材越しに、下にある別の素材の表情を楽しむジュエリーです。
このような商品を一つの天然石として説明するのは正確ではありません。一方で、複数の素材を使っていること自体が偽物を意味するわけでもありません。購入時は商品名に並ぶ石名を省略せず、重ねているのか、別々の位置に留めているのかまで確かめると理解が深まります。
色から石の種類や処理を決めつけない
青い石だからサファイア、虹色に見えるからオパール、と写真の色だけで判断することはできません。似た色の宝石は多く、照明や撮影条件も見え方に影響します。石の種類や処理を知りたいときは、商品説明と、付属する鑑別資料の有無・記載内容を確認します。
鑑別資料が付いている場合も、それが品物全体を対象にしているのか、一部の石だけなのかは確認が必要です。また、宝石の種類を調べる「鑑別」と、ブランド製品の真贋確認は別の作業です。資料が一枚あればすべての疑問が解決する、とは考えないようにしましょう。
小さな画面では図を横にスクロールできます。
7.代表的なデザインと、チャームを組み合わせる楽しみ
カラーストーンリング:石と腕のバランスを見る
色石のリングは、石の大きさだけでなく、腕の細さや装飾によって印象が変わります。石に視線を集めたいなら、周りにどのくらい地金が見えるかも確認しましょう。細い腕に石を載せたデザインでは、石座の高さが着け心地を左右することもあります。
拡大写真では立体感が分かりにくいため、正面と側面を見比べると選びやすくなります。指に着けたときの高さ、隣の指との接触、服への引っ掛かりを想像すると、見た目の好みを日常での使いやすさにつなげられます。
ダイヤモンドネックレス:一粒でも細部に違いがある
アガットには、色石だけでなく一粒ダイヤモンドや小さなモチーフのネックレスもあります。セルビーのK18PG/YGネックレスでは、0.03ctのダイヤモンドを配し、ミルで縁取ったキューブモチーフを確認できます。[19] 同じカラット数でも、枠の厚みやチェーンとのつなぎ方が違えば、見える大きさや印象も変わります。
日常使いのネックレスでは、ダイヤモンドの数値だけでなく、チェーンの長さと留め具の扱いやすさも大切です。首元に近い位置で着けるのか、服の上に出すのかを考え、普段着けているネックレスの長さを基準にすると比べやすくなります。
ピアスとチャーム:付けられるかどうかを先に確認
アガットのチャームは、組み合わせを楽しむ入り口になります。ただし、ブランドが同じならどの組み合わせでも使えるとは限りません。チャームの通し穴、ピアスのポストやフープの太さ、チェーンの留め具など、実際に通す部分の寸法が関係します。
セルビーで紹介している淡水パールのフープピアスには、取り外せるチャームが付いています。[14] このような品物をほかのピアスやネックレスに使う場合も、まず適合を確認してください。小さい穴へ無理に通したり、工具で広げたりする前に、販売店へ相談すると安心です。
重ね着けは、色だけでなく接触も確認
濃い色の石と淡い色の石、ゴールドとシルバーなど、異なる表情を合わせると、単独とは違う魅力が生まれます。最初は主役を一つ決め、ほかを控えめにすると組み合わせを考えやすくなります。金属の色を必ず揃える必要はありません。
ただし、見た目の相性と、ぶつかったときの安全性は別の問題です。リング同士の石座、ネックレスのトップ、耳元のチャームが強く当たらないかを確認しましょう。重ねたときだけ擦れたり絡まったりする場合は、長さや本数を変えると改善することがあります。
通す部分の形状
無理に広げない
チェーンと留め具
通過する経路全体
片耳・両耳・セット?
本体や付属品の範囲
セルビーの在庫商品から、デザインを比べる
以下は、2026年11月5日にセルビーのオンラインショップで在庫を確認したアガットの商品です。商品名・素材・石目は、それぞれの個体に対応しています。ダイヤモンド、ルビー、パール、クォーツとコンクシェルの張り合わせなど、素材とデザインを見比べてみてください。在庫は随時変わるため、購入時はリンク先の最新表示をご確認ください。
画像:株式会社セルビー。在庫確認日:2026年11月5日。確認後に売り切れる場合があります。管理番号はセルビーの商品管理番号で、アガット公式の品番ではありません。
8.アガットは何歳まで?年齢より、服と生活に合うかで選ぶ
年代で区切るより、今の自分に合う形を探す
アガットを初めて買った年代と、今楽しめるデザインが同じとは限りません。以前は小さなネックレスが好きでも、今は色石のリングに惹かれることもあります。ブランド全体に年齢の上限を設けるより、その品物を今の服に合わせられるかを考える方が実用的です。
華奢なジュエリーが物足りなく感じたら、すぐに買い替えるのではなく、重ねる位置や長さを変えてみる方法もあります。反対に、装飾が多いと感じる日は一本だけにする。着け方を調整できることは、長く使ううえでの利点です。
贈り物は「ブランドが好き」の先まで考える
贈り物では、相手がアガットを好きかどうかに加え、普段のアイテムを確認しましょう。リングならサイズ、ピアスならホールや金具の好み、ネックレスならよく使う長さが重要です。石の色や誕生石を選ぶ場合も、普段の服装との相性を想像すると、身に着ける場面を考えやすくなります。
中古品を贈るなら、状態、付属品、購入後の相談先まで確認しておきたいところです。箱の見た目だけで決めず、実際に使う本体の状態を優先しましょう。その石や過去のデザインを選んだ理由を添えると、価格だけではない贈り物になります。
9.中古のアガットを選ぶときの確認点
商品名・素材・実寸をセットで読む
中古市場では、正式なシリーズ名が省かれ、素材と石の種類を中心に掲載されることがあります。反対に、似たデザインを同じシリーズと推測して書いている場合もあるため、名前だけで決めるのは避けましょう。リング幅、トップの縦横、チェーンの長さ、石の種類といった実物に近い情報を比べます。
アガットの品番と、中古販売店の管理番号も区別が必要です。セルビーの管理番号は当社が商品を管理するための番号で、アガット公式の品番ではありません。問い合わせの際は管理番号を伝えたうえで、確認したい仕様を具体的に尋ねるとスムーズです。
天然石は、個体差とコンディションを分ける
石の色や内包物を楽しむ商品ほど、説明の丁寧さが重要になります。石の特徴として書かれているのか、表面の傷として書かれているのかを確かめてください。写真だけで判断が難しい場合は、傷の位置や肉眼での見え方を質問できます。
石が複数付く品物では、全体の色のバランスも見ます。一部の石だけ交換されていないか、左右のサイズ差がどう説明されているかなど、分かる範囲の情報があると判断しやすくなります。ただし、自然な個体差がある素材を、左右が完全に同じでないという理由だけで不良品と決めないことも大切です。
リングは、買ってから直せるとは限らない
サイズ直しの可否は、地金だけでなく、石の種類、構造、装飾の範囲、現在の状態によって変わります。セルビーの掲載例でも、サイズ直し不可のK10PGダイヤモンドのピンキーリングと、5号~9号への調整範囲を示したK18YGダイヤモンドリングがあり、対応は一律ではありません。[15][16]
「K10だから直せる」「細いから簡単」と考えず、購入前に希望サイズへ対応できるかを確かめてください。全周に模様がある場合、サイズを変えると模様のつながりに影響することもあります。修理歴が分かる場合は、その情報も参考にします。
チャームは、本体・片耳・セットの範囲を確認
ピアスチャームだけの販売なのか、ピアス本体も含むのかは、画像だけでは分かりにくいことがあります。片耳分か両耳分か、撮影用のチェーンや小物が付属するのかも確認しましょう。商品説明の「付属品」と「販売内容」を読めば、受け取ったときの思い違いを防げます。
取り外せる部品が多いほど、部品ごとの素材と状態が重要になります。交換されたキャッチや別のチェーンが付く場合は、その説明があるかを確認してください。全体にブランド名が付いていても、すべての部品が購入時の組み合わせのままとは限りません。
廃番・限定という言葉だけで価値を決めない
古いデザインや周年限定品を探す楽しさはありますが、廃番だからといって必ず高価になるわけではありません。状態、素材、サイズ、付属品、需要によって評価は変わります。予算と、自分が使う頻度を合わせて考えることが大切です。
比べるときは、似た名前だけでなく条件の近い商品を選びます。一方がチャームだけ、もう一方がチェーン付きなら、単純に価格を比べることはできません。販売中の価格と、実際に売れた価格も別の情報です。価格以外にも気に入った理由があると、長く使う一本を選びやすくなります。
- 1素材・石地金/石の種類/構造/各部品の表示
- 2サイズ実寸/石座の高さ/サイズ直しの可否
- 3状態石の傷/摩耗/金具/修理・交換歴
- 4付属品販売証明書/箱/本体とチャームの範囲
- 5購入後返品条件/相談先/修理の対応範囲
10.お手入れ・修理・サイズ直しを知って、長く楽しむ
日々のお手入れは、素材に合う柔らかい布から
アガットの運営会社のケア案内では、着用後の汚れを柔らかい布で拭いてから保管することを基本としています。[11] 複数の石や金属を使う品物は、いちばんデリケートな素材に合わせて扱う必要があります。汚れが落ちないときに、強い洗浄液や超音波洗浄を自己判断で使うのは避けましょう。
特に、複数素材を重ねた石や、シェル・パールを使う品物は、ダイヤモンドだけのジュエリーと同じ扱いにしないことが大切です。石の種類が分からない場合も、まずは軽く拭く程度にとどめ、販売店に適した手入れ方法を確認してください。どの品物でも長く水につけてよいとは言えません。
強く磨くより、元の仕上げを理解する
表面加工のあるジュエリーでは、研磨剤入りのクロスや強い磨き方で仕上げが変わってしまうことがあります。公式のケア案内にも、研磨剤を含まないクロスについての説明があります。[11] 自分の品物に使える道具かを確認してから手入れをしましょう。
使用後は一点ずつ分け、石同士や金具が擦れにくい場所で保管します。細いチェーンは絡まったまま引っ張らず、ピアスのポストやフープが曲がっていても無理に戻さない方がよいでしょう。いつもと違うと気づいた段階で相談することが、大きな破損を防ぐことにつながります。
アガットの修理条件を、他ブランドから推測しない
アガットの公式Q&Aでは、店舗や配送での修理相談が案内されており、品物の状態によっては対応できない場合があると説明されています。アフターサービスの案内には、販売証明書の提示、証明書がない場合の制限、買付商品の扱いなども記されています。[12][13]
この案内だけで、中古品が必ず修理できるとも、すべて断られるとも言えません。購入経路、販売証明書の有無、過去の修理、必要な部材によって確認事項が変わります。まず購入した中古販売店の修理対応を確認し、メーカーへの相談が必要なら状況を正確に伝えましょう。
無料サービスがあることと、修理できることは別
公式には購入後の修理や初回サイズ直しに関するサービスがありますが、対象商品、証明書、状態、調整範囲などの条件があります。[12][13] 中古品を買った日から同じ無料期間が始まると考えたり、保証書があればどんな修理も無料と思い込んだりしないことが大切です。
修理の可否、費用、期間は個体ごとに確認が必要です。特に石の交換では、元の石とまったく同じ色や模様のものを用意できるとは限りません。思い入れのある品物ほど、残したい部分と改善したい部分を相談時に伝えると、希望に沿った判断がしやすくなります。
強い研磨は要確認
一点ずつ分けて保管
無理に使い続けない
販売店へ状況を説明
状態と修理歴を伝える
可否・費用を個別確認
11.アガットについてよくある質問(FAQ)
ageteは何と読みますか?どこの国のブランドですか?
アガットとアーカーは同じブランドですか?
agete CLASSICはアガットと無関係ですか?
ageteの刻印があれば本物ですか?
刻印がないチャームは偽物ですか?
アガットはすべてK10ですか?
クォーツとシェルを重ねた石は偽物ですか?
天然石の色が公式写真と違っても問題ありませんか?
ピアスチャームは、どのピアスにも付けられますか?
中古のアガットはサイズ直しできますか?
販売証明書がなくてもメーカー修理できますか?
アガットは何歳まで着けられますか?
12.歴史と素材を知って、自分らしいアガットを選ぶ
背景と実物、両方を見て選ぶ
アガットの魅力は、色石の種類の多さだけではありません。石の表情を生かす枠、時代を感じさせる装飾、手持ちの品物と組み合わせられるチャームなど、細部を見て選ぶ楽しさがあります。青山での始まりから、復刻、周年コレクションへと続く歴史を知ると、古いデザインにも新しいデザインにも目を向けやすくなります。
中古品を選ぶときは、ageteの刻印、地金の品位、石の種類、部品の構成、状態を順に確認しましょう。一つの情報に頼るより、複数の説明に食い違いがないかを見ることが大切です。ライン名や限定性も、確認できる資料に基づいて理解すれば、納得できる買い物につながります。
セルビーでアガットを探す
セルビーでは、アガットのジュエリーを商品ごとに素材・サイズ・石・コンディションを記載して紹介しています。気になる一点を見つけたら、画像の印象に加えて、普段どの服に合わせるか、手持ちのどれと組み合わせるかまで想像してみてください。
ブランド名・素材表示・石の種類は別々の情報/刻印だけで真贋は断定できない/個体差と傷は別物/サイズ直しと修理は個体ごとに確認
公平な買取価格の提示を常に心がけ、業界全体の信頼性の維持・向上を使命としている。ブランドジュエリー/アンティークジュエリーの統括とともに、デザイナージュエリーの鑑定・買付にも精通。
参考資料・画像出典
ブランド史・素材・サービスは公式情報を優先し、商品例は各販売ページを参照しています。確認日:2026年11月5日。
- agete公式|Brand Story
- サザビーリーグ|沿革
- サザビーリーグ|アガット 復刻リング(2021年)
- サザビーリーグ|アガット32周年(2022年)
- ブランド発表|アガット35周年(2025年)
- エーアンドエス|会社概要
- 三越伊勢丹|agete CLASSIC K18リング
- agete公式|類似品に関する注意喚起(2025年1月28日)
- 三越伊勢丹|K10クォーツ/シェルチャーム
- セルビー|淡水パール フープピアス
- セルビー|K18YG ダイヤモンドリング 0.14ct
- セルビー|K10PG ダイヤモンド ピンキーリング
- agete公式|商品展開・素材表記
- セルビー|K18PG/YG ダイヤモンド ネックレス 0.03ct
- AHKAH公式|ブランドについて
- セルビー|クォーツ・コンクシェル張り合わせ ネックレス/同素材のピアス
本記事は株式会社セルビーによるブランド解説です。アガット公式の真贋証明・修理受付を代行するものではありません。価格・在庫・修理条件は変更される場合があるため、対象商品と窓口の最新案内をご確認ください。掲載写真の商品は2026年11月5日に在庫を確認したもので、在庫状況は確認時点の情報です。









